トップページ > リウマチの症状・病気 > 前兆・こわばりと痛み

「リウマチ」の症状のなかで、一番心配されるものといえば何か?それはやはり「関節の異常」ではないでしょうか。
これは単にその関節を使いすぎたことで起こるような痛み・腫れといった単純なものではなく、免疫異常により、起こるものなのです。
その関節の異常の前兆のサインが「こわばり」というもの。
そのさまざまな「こわばり」の状態についてここでは解説していきます。

見過ごさないようにしたい、初期の「こわばり」

初期のこわばりが起こる場所は、「手」が多いようです。
こわばり、と聞いてもぴんと来ない人もいるかもしれません。
どんな感じかというと、手を握ったり開いたり、といったことがやりにくい、うまく思ったように動かない、という風に想像してみてください。
初期の症状である「手のこわばり」は朝起きたときに起こることが多く、最初の頃はわりとすぐにおさまることもあるため、あまり気に留めずに済ましてしまうことが多くなっているようです。
しかし症状が進行すると、これが日を追うごとに、だんだんこわばる時間が長くなってきます。
そのまま放置していると、1時間ほどに渡ってこわばったままになってしまうことも。

手のこわばりがある段階で、関節などに炎症が起きている

朝のみ、こわばりが起きている場合でも、徐々に「リウマチ」が進行している場合は、自覚症状がないときにもさまざまな関節の部分に、実は炎症が起きつつあるものなのです。
ですから、朝こわばる時間が徐々に長くなっているなら、炎症もさらに進行していると考えなければいけません。
こういった状態で見過ごしてしまうことが、後に症状の悪化を引き起こすことになります。

関節の痛み

単純に関節だけが痛む、というような症状だけなら、「リウマチ」ではなくほかの病気やその関節の使いすぎによる疲労だけという場合もあるでしょう。
しかし、こわばりの症状と、関節の痛みなどが当てはまる、ということなら、「リウマチ」を疑って早期の段階で、専門的な機関に診療に行くことをお勧めします。
日常的に関節を酷使するような仕事に就いていたり、家事や育児で忙しい、などといった場合、なかなか早期の段階では大げさに感じてしまい、医療機関などに出向いてまで調べようという方は少ないようです。
しかしどんな状態でも、普段の体調と比べてなんらかおかしい、と感じた段階で大したことがないときに手を打っておくことが、どのような病気でも治る可能性を高くすることになるのです。