トップページ > リウマチの症状・病気 > リウマチ・併発する病気

「リウマチ」とりわけ「関節リウマチ」という病気は、何といっても早期発見早期治療が重要なものなのですが、治療を始めた場合でも、悪化と寛解(症状が和らぐこと)を行ったりきたりすることが多いようです。
さらにこの病気は、他の病気を併発することがあるということはご存知でしょうか。
たかが「リウマチ」と考えることは禁物。
ここでは「リウマチ」が併発する可能性のある病気について解説します。

強皮症

最初の症状は嚥下障害や胸焼けがする、息切れしてくるなどといったもので、いくつかの関節にずきずきするような痛み、時に強い痛みがでます。
関節をはじめ皮膚や内臓などが変性し、瘢痕化したりする血管にまで異常がでる慢性化する病気です。
圧倒的に女性に多く発症するといわれています。

糖尿病

なんと生活習慣病として知られる「糖尿病」まで併発の可能性があるのです。
この病気もたかが…などとあなどってはいられない深刻な病気ですので、「リウマチ」との併発は避けたいものです。
「糖尿病」の恐ろしいところは、「合併症」を引き起こすこと。
体のさまざまな部分に支障を来たす恐ろしい病気ですので、「リウマチ」とともに早期改善したいものです。

全身性エリテマトーデス

ほぼ9割が女性が発症するもので、「膠原病」のひとつ。
顔などに痛みがでない紅斑が出たり、時には髪が抜けるなどの症状がでます。
そこから全身に大きな紅斑が出てきて、全身が関節の痛み、筋肉痛のような状態に。
内臓までダメージを受けることもあるようです。

シェーグレン症候群

涙が出にくくなってしまったり、唾液がでにくいといった乾燥する症状がでます。
他にも気分がすぐれない、疲れが取れない、発熱するなどさまざまな症状が起こるもの。
原因もまだはっきりと解明されていないため、これらの症状を簡単に緩和することも難しく、日常的に障害を感じるようになります。

橋本病

「橋本病」とは、「甲状腺ホルモン」が減ってしまう病気です。
体質が変化してしまうことで、甲状腺を敵のように見なしてしまい、そこに自己抗体ができてしまうのです。
自己抗体が甲状腺を敵と見てしまうため、そこに攻撃を加えてしまい、破壊していくといったことで症状が悪化します。
それによりだんだん甲状腺機能が低下してしまうのです。

「リウマチ」の症状だけでも辛いものですが、これらの病気を併発してしまっては、さらに日常生活を送ることが困難になってしまいます。
「リウマチ」はできるだけ早期に改善することが肝要です。