トップページ > リウマチの症状・病気 > リウマチと似た症状の病気

「リウマチ」という病気は、発症すると意外に急速に進行する病気だということをご存知でしょうか。
そういった意味でも日ごろの体の異変にいち早く気付き、早期の段階で発見、治療を開始する必要があるのです。
「リウマチ」を発症すると、どういった異変があるのか、変化の過程などを知っておくことで、いち早く気付き、早期の段階で改善を図ることが可能になります。
また、「リウマチ」に似た症状の別の病気が見つかることもありますので、ここでは症状の似た病気について紹介していきます。

線維筋痛症

①線維筋痛症の症状
この「線維筋痛症」とは、症状が極めて「リウマチ」のそれと似ています。
その症状とは「全身のさまざまなところに痛み・あるいは痺れを感じたり、だるく感じる」こういった症状がいずれ慢性化していきます。
その痛みはややムラがあるもので、季節の変わり目に痛みの感覚が変わったり、体調によっても痛む感覚が変化します。

②「リウマチ」の症状と違いを見分けるには?
「線維筋痛症」独自の症状とは、日常生活に支障を来たすほどの、全身に渡って激しく痛みがあるということ。
以下のような症状がある場合、「リウマチ」と似たような症状でもこの病気を疑ってみる必要があるかもしれません。

・痛み「頭痛」「筋肉痛」「胃痛」「関節痛」「腰痛」「膝の痛み」「背中の痛み」

・圧迫する、押すなどの圧がかかるときに痛みが出る

・睡眠障害や抑うつ状態、疲れやすくなったり疲労感が抜けないなど

上記の症状がいくつか重なる場合には、「線維筋痛症」である可能性が高く、進行すると日常生活に支障を来たす可能性がありますので、もし心当たりがあるなら一度受診することをお勧めします。

RS3PE症候群

「RS3PE症候群」という「リウマチ」にた症状の病気は、60歳以上の方に多く見られる病気です。
Rとは予後良好、S3とはSが3つ【Symmetrical(対称性の意)・Seronegative(リウマチ因子陰性の意)・Synovitis(滑膜炎の意)】PEとは「圧痕浮腫」を指します。
リウマチ因子の反応が陰性であり、圧痕性浮腫をともなった左右対称に手足などに腫れがでる病気です。
最近見られるようになった症状のため、まだ日本名が正式に決まっていません。

症状は関節や筋肉が痛んだり浮腫が起こり、手指の腱にも炎症が出ます。
他にも理由分からない体重の減少や疲労感、微熱が続くなどの症状が出ます。