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「リウマチ」を発症すると、症状が悪化してしまった場合、日常生活に支障をきたしてしまうことがあります。
しかし早期に受診し、できるだけ早い段階で適切に治療を開始することで、そこまでの状態にならずに済むものなのです。
ここでは「リウマチ」とその日常生活について、気になることをさまざまな角度から解説していきます。

患部に負担がかからない程度に動きましょう

「リウマチ」を発症している関節などについては、動かすのも辛い、腫れているなどといった状態になっているのであれば、その部分は安静にするべきです。
しかし寝込むような形で安静にしてしまうと、必要な筋肉が衰えてしまい関節の動きまで制限され、さまざまな支障をきたしてしまいます。
ですから日常生活のなかで適度に必要なことをしたり、軽い運動を取り入れることも大切。
無理のない範囲で筋肉を保つように心がけましょう。

普段心がけておきたいこと

「リウマチ」を発症した患部は、軽くつまんだり握ったりといった動作が負担をかけるものになります。
ですからそういった動きのない衣服や靴を用意したり、家事を行う場合に関節に負担のかからない道具を使う、やり方を工夫する、などできるだけ負荷がかからないようにすることが重要。
タオルの絞り方、荷物の持ち方なども工夫次第で関節に負担をかけずに済みますし、他にそういった家事をサポートしてくれる人がいるなら分担してもらうなど、できるだけ関節の痛みや腫れが酷くならないようにしましょう。

食べ物は栄養のバランスを考えたものを

「リウマチ」になることで、「タンパク質」が炎症や熱によって分解されやすくなるといわれています。
ですから、良質なタンパク質、例えば大豆製品である豆腐や納豆、あるいは肉類や魚類などを適量摂ることが大切です。
そしてもうひとつ重要な栄養素といえば「カルシウム」。
関節が変形したり、骨がすかすかになるなどといったことを防ぐために、しっかりと摂っておきたいものなのです。
そしてビタミン類や鉄分も重要ですので、ビタミンCの多い野菜や果物も適量頂くようにしましょう。
そしてこれも重要、ということは「食べ過ぎないこと」です。
肥満になってしまうと、おのずと関節に負担をかけることになりますので、「リウマチ」にとってよくありません。
バランスよく適量の食事を心がけるようにしましょう。