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「関節リウマチ」の診断と検査

問診
今ある症状、自分で感じていることなどを伝えます。

診察
医師による診察で、患部の状態を診てもらい、それに応じた検査を手配します。

血液検査
血液検査によって、「リウマチ」の状態がどの程度のところにあるか分かります。
「赤沈」といって赤血球が底に沈む速度を測り、診断します。
正常なら男性で1時間で10ミリ以内、女性なら20ミリ以内となっているのですが、悪化している患者の場合はなんと100ミリを超えることもあるようです。
これを行うことで、リウマチが改善している場合も確認することができます。

尿検査
腎臓機能の低下が見られるかどうかを「尿検査」で確認することができます。
治療に当たっての薬の副作用・合併症などに関しても必要なデータですので、必ず行われます。

関節液の検査
「リウマトイド因子」というものがあるか、また炎症細胞が入り込んでいないかどか、関節液を抜き、検査を行います。
関節液の中の「ムチン」の状態がどうなっているかを調べることで分かります。
「ムチン」は粘りがあり、炎症が起こっている場合には粘りが少なくなりますので、関節液が多くなります。

X線検査
関節の骨がどういった状態か確認するためにX線検査をします。
症状が出ている場合、関節やそのあたりの組織に腫れが出ているのが見受けられたり、周囲に骨粗鬆症が確認できます。
早期の場合は骨の変化はないですが、炎症が酷くなると、関節のそばの骨は虫に食われたように欠けてくるのです。
この状態が「骨びらん」で、より進行してしまうと関節の隙間が無くなっていき、骨と骨が結合してしまう状態に。
最近では高感度フィルムで、細部にわたる骨萎縮の状態も早い段階で分かるようになっています。

検査にかかる時間や費用はどのくらい?

検査自体の時間はそれほど長い時間を要するものではないようです。
しかし「リウマチ」かどうかの診断の検査結果が出るのにはしばらく時間がかかる場合もあるようです。
検査費用は内容によっても違いますが、一般的なものでしたら5千円から7千円程度です。