トップページ > リウマチとは? > リウマチになる原因はなに?

遺伝的要素がある

「リウマチ」になった親族がいると、とても心配に感じるものですが、これは症状で悩んでいるひとだけの心配ではとどまりません。
どういうことかというと、「関節リウマチ」とは一定の遺伝的な要素を持っている、すなわち関節リウマチになりやすい傾向の人が、これもなんらかの原因があって、「免疫に異常が起きてしまっている」ことから発病するといわれているのです。
アレルギーなどのように、免疫のシステムが何故か自分の正常な細胞を攻撃するような状態になることが関係しているようです。
そのなかには「ウイルス」「細菌」などに感染したことが関係しているのではないか、と考えられています。
そういった意味では親族に「リウマチ」の方がいると、遺伝的な要素があるということになり、自身もなんらかのこういった要因が重なれば、発症する可能性があるということなのです。

ストレスも大きな要因に

これら遺伝的な要因がある方に、「ストレス」がかかったことが、さらに発症に関わるとも言われています。
ストレスも「関節リウマチ」の発症に大きく関わっているということを理解しておくほうがいいということ。
近しい方に「リウマチ」の方がいるなら、自身もできるだけ「ストレス」がかからないように心がけておかれた方がいいでしょう。

女性ホルモンのバランスとサイトカイン

「リウマチ」の患者は女性が圧倒的に多いものですが、これには「女性ホルモンのバランス」が深く関わっているといわれています。
女性ホルモンが、「自己抗体」というものの作用や、「サイトカイン」というものを活性化しやすいんだとか。
「サイトカイン」とは何かというと、ウイルスや細菌が体内に進入しようとするとそれを免疫細胞が「悪いものがきた」と反応して、放出するもの。
「サイトカイン」とは免疫細胞を呼んでくる役割を持っています。
それによって普段は健康な状態を保っているのですが、この機能が異常な状態になってしまい、「関節を異常なものと判断」して攻撃してしまうのです。