リウマチという病気

「リウマチ」が起こる流れは、今関節の不具合でお悩みの方も実は知らないかもしれません。
いわゆる「関節リウマチ」というものは、体の免疫がなんらか異常をきたし、関節に炎症を起こしてしまい、その関節が痛くなったり腫れてしまうなどという状態になります。
さらにこれが進行すると、いつの間にか「関節が変形してしまう」ことで機能的にも障害が起きてしまうのです。

リウマチの患者数

「リウマチ」に悩む方、今日本にはどのくらいいると思いますか?
なんと日本での「リウマチ」の患者数は、およそ70万人から100万人程度いるといわれています。
さらにこれが毎年1万5千人ずつ増えているということ。
今健康な人も、「リウマチ」になってしまう可能性があると捉え、理解を深めておいたほうがいいかもしれません。

リウマチに悩む人の大半が「女性」

「リウマチ」に悩んでいる方は、男性より圧倒的に「女性」が多いこと、ご存知でしたか?
これは何故かというと、一説には「家事」「育児」などの労働が、「リウマチ」の症状と深く関わっていることが言われているのです。

「関節リウマチ」の進行のしかた

全身の関節に関わる症状がでます。これがいわゆる「リウマチ」と呼ばれる代表です。
骨の間には軟骨があることはご存知でしょうが、さらに関節液というものがあり、これらが動きをスムーズにしています。
関節は関節包(カンセツホウ9という膜で覆われ、そのなかに滑膜(カツマク)という組織があるのですが、これがダメージを受けるのです。
すると 滑膜炎(カツマクエン)になり、白血球がそこに集まり、滑膜細胞が増加し、ひだのようなバンヌスと呼ばれるものができてしまいます。
このバンヌスが周囲の組織を溶解し、侵食。
これはなんと軟骨や骨そのものまで溶かしてしまうのです。
そうなるとどうなってきてしまうのか…それはやがて「関節の形そのものを変形させてしまう」のです。