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「リウマチ」の治療を始めるまえに、まずその症状が「リウマチ」なのかどうかを特定する必要があります。
そういったときには「整形外科」を受診し、自身の症状が「リウマチ」で間違いないのか、その症状が何なのかをまずしる必要があります。

「リウマチ」の症状の進行によって治療も変わる

昨今では、整形外科で処方される「薬物」による「薬物療法」などによって「寛解」していく(症状が回復していく)ことが増えてきました。
一方で、かなり強力な抗リウマチ薬でもその症状の悪化が止めきれないといった場合もあるようです。
なぜ止めきれないことがあるか、というと、患者の進行具合によっては「合併症」がある場合があり、その場合は強力な抗リウマチ薬は使うことができないからです。
他にも薬物の副作用を懸念するあまり、それを使わない、という場合には、症状は進行し、いつしか関節が破壊されてしまうことも。

うまく「寛解」すれば抗リウマチ薬の服用さえなくなることも

適切に治療を行い、「薬物」自体が患者の体に合っている場合なら、辛かった関節の痛みや腫れが徐々に緩和してくるなど、その進行をストップできた状態すなわち「寛解」できることも最近では多くなりました。
たいていの患者の場合は抗リウマチ薬を使いながらではありますが、日常生活を支障なく送れるようになったり、人によっては抗リウマチ薬さえも必要でなくなることもあるようです。
しかし「薬物」が必ずしもメリットだけが大きくなるものならいいのですが、患者によっては「副作用」が出てしまったり、他の合併症が出ている場合には、「寛解」に導く薬物が使えない場合もあるのです。
そのような場合には、「整形外科」で治療していても、症状が進行してしまうこともあります。

最初に診療した段階で症状が進んでいれば「手術」も

「関節リウマチ」だと気付かずに、受診することが遅れてしまった場合や、適切に症状の悪化を止め切れなかった場合には、関節が破壊されてしまうこともあります。
そこまで症状が進行してしまった場合は、やはり「手術」を行うことによって、関節の機能を改善する、といった治療を行う必要がでてきます。
「リウマチ」の手術の場合、患者の骨がもろい傾向があったり、関節包などの組織が弱いことが多いため、できるだけこれらの手術の実績の高い病院を選ぶことが大切です。