トップページ > リウマチの治療 > リウマチの治療・どこに行く?

「リウマチ」の治療は早期に気付くこと、そして早期に始めることが何より肝要といわれていますが、この治療とはどこで行うのがよいのでしょうか?
「リウマチ」の治療ができるところは、「整形外科」「整骨院」「鍼灸院」などいろいろなところがあります。
それぞれのところに一長一短があるこの「リウマチ」の治療について確認し、自身の症状ならどこに行くのが回復の早道なのか探って見ましょう。

整形外科での治療は「薬物療法」や「手術」など

整形外科ではまず「リウマチ」についての診断を行ったうえで、その症状の度合いによって「薬物療法」や変形や癒着のようなかなり悪化市した段階の場合は「手術」を行ったりしています。
極度に進行してしまった「リウマチ」の場合は整形外科での治療が望ましいといわれています。

運動療法

「運動療法」では関節をやや痛みを伴う程度に力をいれたり、大きく動かしたりします。
これは関節が「リウマチ」が進行することによって、可動できる範囲が狭くなってしまうのを防ぐ意味合いがあるからです。
そしてこれにより筋肉が落ちるのも同時に防いでいくのです。
これらは無理のない範囲で、理学療法士などの指導のもと、適切に行う必要があります。

装具療法

「装具療法」とは「関節リウマチ」の痛みが酷いときに、その関節の部分に装具をつけることで、関節の炎症を抑える、というもの。
それと同時に関節にかかる負担を減らしたり、関節が変形することも予防していくことができるのです。

関節リウマチの治療の目標とは?

以前の「リウマチ」の治療とは、痛みを無くしていく、緩和する、といったことが目標とされていました。
しかし昨今の治療の技術の進歩によって、これが「寛解させていく」という風に変わってきています。
「寛解(かんかい)」とは、関節リウマチの症状が消滅する、ということ。
いわば「治る」ということが現実に可能、ということになってきたということですね。

「寛解」には以下のものがあります。

・臨床的寛解 … 検査値に異常がなくなり、関節の部分に腫れ。痛みがなくなる

・構造的寛解 … 関節の破壊が進行しない状態

・機能的寛解 … 身体の機能の状態が進行していかない状態

治療がうまくゆけば、抗リウマチ薬の服用はあってもこのような状態になることができる、ということ。
以前のように悪化の一途をたどり、生活に支障を来たす、ということに至らずに、極力普通の生活が送れるようになる、ということなんですね。